佰食屋 京都 「売り上げを減らそう。業績至上主義からの解放」

料理人の読書感想文

「朝から深夜まで通し勤務、土日祝もお盆も年末年始も休めなくなる。

こんなブラックな状況が、まだまだ一部の飲食店では根強く残っています。

休みの日、子どもと一緒に遊園地へ出かけたり、運動会や授業参観に参加したり、

 そんなことは夢物語です。」

                                           第一章から抜粋

売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放

これ👆ってkawatatsuyaの歩んできた人生そのものです。

ども!kawatatsuyaです。

朝早く家を出て、夜遅く家に帰り、子供たちの寝顔をみるのが楽しみで。

何よりもそれで癒されて、だけどいつも遊んでやれない事に申し訳なくて悲しくて。

嫁さんとはついついもれるグチからケンカになり

その積み重ねで結婚18年目の今では夫婦で口をきくこともなくなって、

ケンカすら起こらないようになってしまった。

食業で働いていたら労働時間が長い、休みがない、というのは

仕方ない事、そういうもんなんだと思い込んで生きてきた。

kawatatsuyaの周りの料理人を見わたしても結構離婚をしているし、

飲食業の事は家族には理解してもらえないものと思ってきた。

そりゃ、普通に考えてそんな業界理解できるわけないですよね。

ホント飲食業界って異常ですよ。

特にkawatatsuyaの労働条件は異常だった。

紅葉や桜の観光シーズンでは恐ろしいほどお客様が押し寄せてくる。

シーズン中に稼げるだけ稼がないとシーズン以外は暇なので

できるだけたくさんのお客様を入れなければいけないんですよ。

お店の前に行列ができていたら営業時間が終わっているのに

無理やり入れたり、もう無茶苦茶でした。

業時間が終わってもお客様がいるので仕込みは深夜です。

明日の分の在庫まで売れてしまっているから

1~2時間の仮眠をとってほぼ徹夜で仕込みをした事も

何度もありました。

それが約2か月間、秋の紅葉のシーズンと春の桜にシーズンに

やってくるのです。

もう紅葉や桜を見て「きれいだ~」

なんて思う余裕なんてありませんでした。

葉+桜=「恐怖」ですよ。

これは経営者が悪いのか?

そうではありません。

ある意味経営者も業績至上主義の被害者ですよ。

業績を上げなければ従業員に給料を支払えない。

業績を上げなければ銀行への返済が滞ってしまう。

業績を上げなければ会社が存続できない。

kawatatsuyaの社長がまたイイ人だから、

なんとか頑張ったろって思うんですよ。

ホント、この社長にはお世話になりましたから。

kawatatsuyaにとっては父親みたいなもんです。

だから繁忙期は休みがなくてもそれは仕方のない事だと思っていた。


理長になって一年目の桜のシーズンのある日、

その日も昼も夜も予約でいっぱいで仕込みも間に合うか

間に合わないかの状態でバタバタだった。

お店の前にはお客様が行列を作って次から次へと来店してくる。

ゆっくり賄いを食べる時間もなく、トイレに行く時間すら確保できないほど

忙しかった。

そんな時に嫁さんから携帯に電話がかかってきた、

「はーちゃん(3歳の娘)が39度の熱があって、今近くの病院に来てるから

来てくれへん?」

「はあ?」

「こんな状況で俺は働いているのに何を言っているんだ?

たかが熱だろ、その為に母親がそばについているんだろ」と思い、

「行けるわけないだろ!!」

とブチ切れてしまった。

この一件は15年以上前の話だが未だに後悔しているし、

さんにも恨まれていると思う。

今あの時の状況を思い起こしてみて

どう考えても病院に行けるような状況ではなかったが、

もし仮に行っていたらどうなっていたか。

料理長といってもその調理場にはkawatatsuya以外にもう一人しか

料理人がいなかったので、どう考えても一人でこなすのは無理だった。

そうとうなお客様を待たせて怒らせて帰らせていただろう。

店のスタッフからはヒンシュクをかい、、

下手をすれば「料理長は無理やろ」と判断されていたかもしれない。

それでも病院に行くべきだったのか。

行かないにしてもブチ切れずにもっと別の言い方があったのではないか。

冷静に嫁さんを納得させる言い方があったのではないか。


この一件以来kawatatsuyaは

もっと店の売り上げを上げてやろう。

料理人として成功してもっと収入を上げてやろう。

と決心した。

入を上げて一円でも多く家に持って帰ることが

家族のためになると信じてきた。

そして実際に今では三店舗を任される料理長になり

収入も当時と比べたら倍ちかくまで上がった。

しかし、その代償として今では家庭内別居状態だ。

そしてこのコロナカでフッと立ち止まって考える時間ができた。

余裕ができたのかな。

今まで読まなかったくらいの本を読んだり、

色々なビジネス系YouTubeをみたり、

このブログもそれがきっかけで始めたし。

そして、ブックオフを徘徊していたら

「佰食屋 売り上げを減らそう。業績至上主義からの解放」

に目が留まった。

までだったらこんなタイトルに目が留まることなんてなかったと思う。

「業績を上げるには」「効率良く仕事をするには」「秒速で億稼ぐ」

みたいな本ばかり読んでいた。

この佰食屋の本はkawatatsuyaの人生を頭から否定している内容ですからね。

こんど佰食屋のステーキ丼を食べに行ってこよ。

実際にこの本に書いてあることが事実なのか確かめに行ってきますね。

出来ることならこの本の内容がヤラセのドキュメンタリー番組みたいに

ただのエンターテイメントであってほしいと思います。

だって、本当にこんな理想的な飲食店があったら

kawatatuyaの今までの人生が可哀想すぎるでしょ。

食べに行った感想などをまたブログにしますね。

by kawatatsuya

飲食特化型の求人

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